雛人形の飾り方は?右と左どちらに並べるの?関西と関東での並べ方の違いとは?

未分類
スポンサーリンク

rh-162s15_1h273-ts-a7-p

関東と関西の文化に違いがあることは多いですよね。

雛人形の飾り方にも関東と関西に違いがあるのはご存知ですか?

女子にとっては雛人形を飾るのは楽しいイベントです。

結婚したりして

関東から関西へ引っ越したり

その逆で関西から関東へ引っ越すことになったときに

気づく衝撃カルチャーの由来について紹介します。

スポンサーリンク

雛人形の飾り方!関東は右、関西は左

ここで言う右と左とは最上段の

男雛(お内裏様)と女雛(おひな様)の

どちらが向かって右か左かということです。

ネットで雛人形を購入しようと検索をしたり

お店に行って雛人形を見てみても

多くは男雛(お内裏様)が

向かって左側に飾られていることが多いです。

しかしながら

rh-162s15_1

こちらの画像の様に男雛(お内裏様)が

向かって左側に飾られている雛人形も売られています。

どちらが正しいのでしょうか?

結論から言いますと

関西(京都)では男雛(お内裏様)が向かって右、

関東では男雛(お内裏様)が向かって左

に飾られることが多いです。

雛人形の飾り方が関東と関西で異なる理由

日本では昔から『左上座』という風習がありました。

つまり左側に座る人が身分が高い人ということです。

そして、男性が女性よりも地位が高いとされていました。

その関係から向かって右側に男性が座ることが

一般的とされていました。

つまり雛人形の男雛(お内裏様)が向かって

右側に座る関西(京都)スタイルがとられてきました。

一方で、関東スタイル男雛(お内裏様)が

向かって左側に座っているのはなぜなのでしょうか?

これには大正天皇の関わりが深いとの説があります。

皇居はかつては関西にありましたが、

明治天皇の時代に東京に移りました。

そして、天皇に即位した大正天皇は

皇后の右側(向かって左側)に立たれました。

これには外国の文化(西洋の文化)の影響があるとされています。

つまり国際綺麗である『右が上』という考えが

取り入れられたのではないかと言われています。

このスタイルが雛人形の飾り方にも影響していると

考えられています。

つまり大正天皇の時代に

新しい並び方のスタイルとしてできたのものが

全国的に広がったという訳です。

そんな中でも

歴史的にも文化が根強い関西(京都)などでは

古式の男雛(お内裏様)が向かって右側の

『左上座』文化が現在でも踏襲されているため

雛人形の並べ方に違いが出てきていると

考えられます。

結局のところ雛人形の飾り方はどっち?

どちらでもいい!

というのが結論になります。

関西地区に住んでいるのであれば

京雛の並べ方で飾り、

関東地区に住んでいるのであれば

関東雛の並べかたで飾ればいいです。

引っ越ししたり

文化の違いがある家庭の方と結婚したりして

雛人形の並べ方に拘りがある方がいたら

その方の並べ方で並べてみてはいかがでしょうか?

どちらも正解ですので、

どちらの並べ方で雛人形を飾るかは

完全に好みの問題かと思われます。

雛人形を飾る方角にルールはあるの?

雛人形を販売している店によくある質問として

雛人形を北側に飾ってもいいの?

と聞かれることが多いようです。

なぜ北側を気にする人が多いのかは疑問です。

北枕と混同しているのでしょうか?

雛人形を飾る際に方角を気にする必要はありません。

ただ1点注意点としてあるのは日焼けです。

直射日光が当たる場所では

せっかくの雛人形が日焼けして

台無しになる可能性がありますので、

ここは注意しておきたいところですね。

雛人形の飾り方(3段)

ダウンロード

殿と姫の位置は前述した通りです。

関西(京都)では男雛(お内裏様)が向かって右側

関東では男雛(お内裏様)が向かって左側

現在では関東雛で飾ることが多いですので

関東雛の並びでご紹介します。

▪️1段目

男雛(左)、お雛様(右)

▪️2段目

3人官女、高杯

▪️3段目

橘、籠、重箱、御所車、桜

雛人形の飾り方(5段)

57dan

▪️1段目

男雛(左)、お雛様(右)

▪️2段目

3人官女、高杯

▪️3段目

5人囃子(太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡)

▪️4段目

右大臣、御膳、菱台、左大臣

▪️5段目

橘、籠、重箱、御所車、桜

雛人形の飾り方(7段)

7010-280

▪️1段目

男雛(左)、お雛様(右)

▪️2段目

3人官女、高杯

▪️3段目

5人囃子(太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡)

▪️4段目

右大臣、御膳、菱台、左大臣

▪️5段目

橘、仕丁(怒、泣、笑)、桜

▪️6段目

箪笥、狭箱、長持、鏡台、針箱、衣装袋、火鉢、茶道具

▪️籠、重箱、御所車

6段目、7段目ははっきりと決まっていないようですが、

この様に飾ることで調和がとれます。

まとめ

雛人形の飾り方は地区によって

歴史的背景から少しことなる部分があります。

時代の変化とともに

並べ方も変化してきています。

このことを逆手にとって

ご自身が飾りたい様に

新しい飾り方を見つけてみるものいいかもしれませんね。

1年に1回のことなので

お気に入りの並べ方が見つかったら

写真に残しておいて翌年に悩まない様に

記録しておきましょう!

コメント