転勤族である以上会社の命令は絶対です。
辞令は突然に!
ときには喜ばしい栄転もあれば残念な左遷もあります。
左遷であるか別にして茨城県水戸市(一応茨城県の県庁所在地)に転勤をして約1年が経過しました。
そこで感じた水戸市での衝撃と経験をシェアします。
水戸に転勤する可能性がある方や水戸に転勤が決まった人、茨城県でどこに住もうかと迷っているあなたは参考にして見てください。
水戸は交通のアクセスが悪い
水戸に転勤になって
嫌だな〜
と思いながらも茨城県の県庁所在地だし、それなりの場所なんだろうと思って水戸に引っ越してきました。
確かに割りと水戸駅はとちゃんとしていて安心したのが水戸の第一印象でした。
しかしながら
東京から約2時間弱とかなり遠いな〜という印象です。
東京からの移動であればまだいいのですが、大阪や名古屋、広島という都市からの移動の場合は果てしなく遠いのが茨城県水戸市です。
また茨城県の県庁所在地は水戸市ですが、街として発展して行っているのは間違いなく『つくば市』です。
全国でもトップクラスの筑波大学があるつくば市は様々な企業の研究所があります。そこには一流企業の研究者たちが住みますのでインテリジェンスも所得も高い人が多く住んでいます。
では水戸市とつくば市の関わりを見たところ衝撃です!
水戸市とつくば市を繋ぐ鉄道がないのです。
水戸からつくばへ移動しようと思うと土浦市に出てバスで移動するか東京まで出てまた茨城県に戻る方法しかありません。この2つの街はまったく関わりを持つことがない構図が茨城県であると言えます。
そのため新しい文化が作られていくつくば市とどんどん遅れていく水戸市という構造が出来上がっているように感じられます。
そんな中でせっかく水戸に住むことになったので、隣の県の福島の状況と見るとそこでもう一つの衝撃です。
以前は福島を縦に通っていた常磐線が途中で運行できなくなっているというではありませんか?
それほどまだまだ大変な状況が続いていることを改めて知りました。
水戸市は福島第一原発が近い
東日本にゆかりがなかった私にとって水戸と言えば水戸黄門というイメージしかありませんでした。
そのため茨城県に隣接している県も恥ずかしながら認識がありませんでした。
地図を見てみると北は福島県です。福島県と言えば福島第一原発です。
水戸市と原発は約100kmしか離れていませんので、放射能の影響がかなり気になる土地です。
実際に高速道路のパーキングエリアなどでは窓を開けての運転をしないように注意喚起しています。また高速道路を走っていると至る所に線量を示す表示がなされています。バイクでは通行が出来ません。
車の窓を閉めていたとしても正直精神衛生上よくないと感じます。
さらに会社からは線量を計測する機械を渡されています。そういった意味ではまだまだ放射能汚染が懸念される地区と考えるべきかもしれません。
これまで意識をしたことがありませんでしたが茨城県は関東地区に供給する野菜の産地として重要な県であるようです。原発事故後は様々な風評被害があり茨城県産の野菜の人気が低下している様です。
関西地区でスーパーで行っている野菜の特売は茨城県産が多いとも聞きます。検査をしているので大丈夫だと思いますが、確かに気持ちがいいものではないのが実際に水戸に住んで感じたことです。
水戸に転勤で住んだ感想まとめ
水戸は鉄道が他の都市と繋がりにくい独自の文化がこれからも踏襲されていく土地ではないかと感じます。
茨城県自体が広い土地を持った県です。茨城県内でもなかなかアクセスが悪く県内でも文化交流が二分されていると感じます。
風評被害で実際に人体に影響があるかどうかはわからないとしても福島第一原発がこれほど近くにあり、線量の計測が至る所で行われている状況を考えたときにはやはり考えさせられる土地であることは間違いありません。
水戸に興味がある人やこれらのことを気にしない人はよいかもしれませんが、あえて転勤で赴任したい土地ではないのが水戸市という感想です。
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