紫外線対策の基本。日焼け止めの選び方!SPF?PA?は高ければいいはウソ!

日焼け
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紫外線対策の基本と言ったら日焼け止めクリームです。

日焼け止めクリームといってもSPF20やSPF50、PA+やPA++++など色々あってどれがいいのか解らない!という人も多いのではないでしょうか?

SPFは単純に数値が大きい方が良さそうだし、PAは+が多い方がよく効きそう!と思いがちです。確かに間違いではありせんが、状況に応じた日焼け止めクリームを選ぶことが紫外線対策には重要です。

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紫外線には種類がある

SPFとPAの説明の前に紫外線について簡単に理解する必要があります。

紫外線と言っても種類があるのをご存知ですか?

紫外線はUV-AとUV-Bの2種類があります。

UV-Aはしみやたるみを

UV-Bは夏の強い日焼けをつくることがわかっています。

2つの紫外線はそれぞれ特徴がありますので、それぞれの用途によって最適な日焼け止めクリームは異なります。

またUV-Aは曇りなど天気でその強さはほとんど変化しませんが、UV-Bは晴れの日が100%とすると曇りや雨の日は30〜70%ほどに紫外線の量が減少します。

日焼け止めクリームのSPFとPAって何?

SPFは(Sun Protection Factor)の略です。

PAは(Protection grade of UV-A)の略です。

日焼けに強い影響を与えるUV-Bを抑えるのがSPFで、しみやたるみを作るUV-Aを抑えるのがPAです。

2種類の紫外線があるためにSPFとPAがそれそれに対応することはお解り頂けたかと思います。では、それぞれ数値、+の数で示されている中からどれを選べばよいのでしょうか?

SPFは数字が大きい方が高い紫外線カット効果

SPFは数字が大きい方が紫外線のカット効果が高いです。SPFは日焼け止めクリームを塗らない場合と比較して何倍強い紫外線を照射すれば日焼け止めを塗らなかった肌と同様の日焼けをするかという数値です。

SPF20であれば20倍の紫外線、SPF50であれば50倍の紫外線を照射されると日焼け止めクリームを塗らなかったときと同様の日焼けをすると言えます。

また効果の時間でもSPFは考えられます。SPF1は約20分の日焼け止め効果であり、SPF20は20分×20で6時間20分の効果であり効果の持続時間として表現されることも多いです。

ただし注意があります。日焼け止めは汗などで流れていきますので、計算上は6時間20分でも実際はもっと短くなります。

それであればSPFが高い日焼け止めクリームを選べばいいと考えがちですが、そこには落とし穴があります。

SPFが高くなると「紫外線吸収剤」という物資が配合されてきます。「紫外線吸収剤」は紫外線を吸収し、化学反応を起こして熱エネルギーに変えて放出する物質です。皮膚の上で化学反応を繰り返すため肌にダメージを与えます。さらに肌に合わない人もおりアレルギー反応を起こす人もいます。SPFの低い日焼け止めクリームには「紫外線吸収剤」は配合されていないものもあり「紫外線散乱剤」といって紫外線をブロックしてくれます。「紫外線吸収剤」が配合されている方が強い紫外線対策効果が期待できますが、一長一短ですね。

PAは+が多い方が高い効果

PAは紫外線UV-Aを抑える効果がありますが、+が1つから4つまであり+の数が多い方が紫外線UV-Aを抑える効果は高くなります。SPFの様に+が多くなると配合される物質が異なるわけではありません。

しかし、無駄に高いものを選ぶ必要はありません。

場面に応じたSPFとPAはいくら?

それでは用途別のSPFとPAについて紹介して行きましょう。

日常生活

SPF20、PA+〜PA++

外での軽い作業

SPF30、PA++〜PA+++

海、山でのレジャー

SPF50以上、PA++++

こちらの目安を参考にしてください。目安ですので、天候や気候によって多少前後させてもよいでしょう!

日焼け止めクリームの正しい塗り方

日焼け止めクリームは一箇所に大量に出して伸ばすのではなく、各パーツにそれぞれクリームを出して満遍なく塗るようにしましょう!

外出時には特に2~3時間ごとに塗り直しを行ってください。汗や衣服との接触、ハンカチで顔を拭いた時に日焼け止めクリームはどんどんと落ちています。塗り直しを怠れば紫外線の餌食になってしまいます。

日焼け止めクリームの落とし方

日焼け止めクリームは1日の終わりにしっかりと落とすようにしましょう!遠くにSPFの高い日焼け止めクリームを使用した日は特にキレイに落とすことを心がけましょう!石鹸やボディーソープで通常は落ちますが、海などのレジャー用の日焼け止めクリームは防水のものもありますので、クレンジングクリームの使用が有用です。

まとめ

日焼け止めクリームは紫外線対策の基本となりますが、必要以上に強いものを選ぶ必要はありません。用途に応じて使い分けをして紫外線から肌を守りましょう!

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