父親が嫌い!
- どうしても父親のことを好きになれない
- 父親の想像をするだけで、イライラする
- 父親の顔も見たく
- 父親いるから家に帰りたくない
あなたは今そう思ってはいないでしょうか?
あなたが今何歳なのか
女性なのか男性なのかで
父親との関わり方や父親への理解度や状況も変わってくるかと思います。
なぜ父親が嫌いになってしまったのか
どうやったら気持ちのモヤモヤを治めることができるのか
について記していきます。
■父親を嫌いになる理由
そもそもなぜ父親のことを嫌いになるのでしょう?
- 自分に暴力をふるうから
- 母親や家族に暴力をふるうから
- 父親の考えを押し付けられるから
- 口うるさいから
- 出しゃばり(干渉)過ぎるから
- 自分のことばかりでこどもに構わな過ぎるから
- 怒るから
などなど。
いろいろな理由はあると思います。
ここで一度質問させて下さい。
『本当に父親のことが嫌いですか?』
『なぜ嫌いなのですか?』
そんのはさっき理由にも書いてあったじゃないと
思ったかもしれません。
父親を嫌いになる理由はズバリ
”よく父親のことを理解できていないから”です。
どういうこと???
多くの場合、父親は外で仕事をしています。
そのため子供であるあなたと接する時間が少ないのが一般的です。
選ぶこともできないですし、どんどんと”誤解”が広がっていくことがしばしばあります。
あなたはこう感じるのではありませんか?
”お父さんはわたし(ぼく)のことを全然解っていない”
■人が人を嫌う理由
人が人を嫌うのはいろいろな理由があります。
先ほどは父親を嫌う理由に
父親のことを理解できていないから嫌うと
言いましたがそれは逆も当てはまります。
父親もあなたのことを理解できていないことが多いです。
それは接する時間が短かったりいろいろな要因があります。
では、そもそも人が人を嫌う1番最初の入り口はどこにあるのでしょうか?
その入り口は大きくは2つあります。
①自分を大事に扱ってくれていないと感じるとき
②自分が守っているルールを破るから
自分を大事に扱ってくれていないと感じるとき
人はみな自分を特別扱いして欲しいと無意識に思っています。
好きな男の子や女の子に自分のことを好きになってもらいたい
と思う気持ちも特別扱いを求めているからなのです。
好きな人に自分のことを好きになってもらうことは
自分を特別な存在として感じて欲しいからです。
好きという気持ちは特別な気持ちです。
相手が自分の事を好きだと感じたとき
その人に対して嫌な気持ちはしません。
むしろ好意的な気持ちになるのではないでしょうか?
親子関係においても同様のことが言えます。
父親があなたのことを好きであったとしても
その気持ちがうまく伝わっていないから
嫌悪感を感じてしまいます。
”あなたのことを思って言っているのよ”
なんて言われた日には
”自分の考えを押し付けたいだけ”
と思ってしまうのではないでしょうか?
本当は父親は心から好きであなたのことを思っていたとしても
伝え方が上手くないために上手く伝わりません。
でも父親も一生懸命であることを少し理解してあげませんか?
どんなに大事に想っていてもうまく表現できる人ばかりではないのですから。
自分が守っているルールを破るから
- トイレに行って手を洗わない人を見たとき
- 映画館で上映中に話をする人見たとき
- 列に割り込んでくる人を見たとき
などなど。
当たり前過ぎてあなた自身が自分が大切にしていると
認識していなくてもあなた自身の中には多くのルールがあると想います。
そのルールから外れる行為をしている人を見たときに
自然と嫌悪感を抱きます。
”あの人はスゴくいい人だと思うけど...食べ方が汚いからちょっと”
口に食べ物を入れているときは口を閉めて食べるものである。
”あの人はスゴくいい人だと思うけど...服がダサいからちょっと”
ファッションは意識すべきである。
みんな無意識のルールを持っていますので、
そのルールから逸れた行為はイヤだと感じてしまいます。
父親に関して言うと父親が今まで経験してきた中で
失敗したことや成功した経験があります。
出来るだけ”こどもには失敗してほしくない”
との想いからこどもには口うるさくなったり怒ったり
することもあります。
それをあなたはウザく感じるでしょう。
それは当然です。
あなたも自分が正しいと思ってやっている行為を
否定されるのですから気持ちがいいものではありません。
そうしたちょっとした考えの違いや誤解によって
どんどんと悪い方向へ進んで行きます。
こどものことを大切に考えない親はいません。
あなた自身が正しいと思って行動したことや
守っているルールと異なるルールを押し付けられたと感じたときに
父親のことを嫌いだと感じるのではないでしょうか?
■最後に
父親は不器用な存在です。
それ故に多くのことを無意識に求めてしまいます。
それは父親自身が経験したことで正しかったことを
あなたに提供したいという想いからの発言であることが多くあります。
男性は最良の答えを常に探しています。
その最良の答えだけでいいとさえ考えてしまします。
本当は失敗する中で学ぶことも大切であり
経験が浅いこどもはどんどんと失敗すべきでもあります。
しかしながら、あなたの事が大切だから失敗をして欲しくない
と想うが親心がうっとおしく感じさせているのかも知れません。
その誤解が少しでも解け欲しいと想います。
嫌いなままでいるよりも少しでも好きな気持ちになってもらえれば幸いです。
コメント