チック症の子供に対する治療は必要なの?

悩み
スポンサーリンク

子供を持つ親として息子や娘の健康は1番気になるところです。

子供に後発する症状にチック症という症状があります。

チック症は自分の意思とは関係なく、

身体の一部を動かしたり、声を発したりする症状をチック症と言います。

チック症を経験するこどもは意外と多く、

5人〜10人に1人がチック症を経験すると報告されています。

そのほとんどが一過性なものです。

特に子供のチック症の症状は数週間から数日で消失するため

そのため多くの場合は特別な治療は必要ないとされています。

多くの場合は小学生頃にチックの症状が出てきて自然と軽快・治癒していきますが、

まれに慢性化して大人になってもチック症を持っている方がいらっしゃいます。

男女比に関しては女の子よりも男の子の方が多いと報告されています(約3倍)。

スポンサードリンク


スポンサーリンク

チック症の症状が続くとどうなるの??

先ほどもお伝えしましたがチックの症状は一過性がほとんどです。

1年未満に自然消滅するために『放置・様子見』でOKです。

そうは言っても親としては気になるところですよね。

そこで、注視をしたり怒ったりして

その行動をさせない様にしようとしてしまいがちです。

そうしてしまうお気持ちは非常によくわかりますが、

それの行為が逆にチックの症状を悪化させたり

症状を強くさせることに繋がる事もあります。

なせかと申しますと

チック症の悪化にはストレスとの関係性があると言われているからです。

チックの症状は先述しましたが、

自分の意思とは関係なく

神経や筋肉群によって引き起こされるものです。

そのため注意したり怒ったりしても

お子さんがどんなに頑張ったとしても

チック症の症状をやめる事はできないのです。

チック症の症状がなかな自然消失しないお子さんでも

親がこどものことを思って行っている(注意や叱責)が

チックの症状を引き起こしている場合も多く、

チックの症状はお子さんが”みっともない行為や癖”ではないことを

親が理解することがチック症の改善に大切なことであると言えます。

また、環境が変化することで軽快することも多くあります。

環境がストレスに感じていたり、

逆に環境が変わった事がチック症の症状をもたらす

原因になっている事も少なくないとされています。

一方で、環境や接し方を整えたとしてもチック症の症状が続くケースもあります。

1年以上続くチック症の症状は『慢性チック症・トゥレット症候群』

と言われるものとなります。

スポンサードリンク


チック症の症状とはどんな症状なの?

そもそもチック症の症状とはどんな症状なのでしょうか?

チック症の症状は大きく2つに分ける事ができます。

運動性チィックと音声チックです。

運動性チックの症状

  • 顔面 … まばたき、口をすぼめる、唇をなめる、眉間にしわを寄せる 
  • 頸部 … 首をかしげる、首を振る、首を回す 
  • 肩 … 肩をピクッとさせる、肩をすぼめる 
  • 腕 … 手をピクッとさせる、手を振る、腕をくねらせる 
  • 足 … 足踏みをする、蹴る動作をする、スキップをする 
  • 体 … 体をねじる、体を反らせる、体を揺する 

この様に一定の運動を繰り返す症状がでてきます。

音声チックの症状

  • 咳払い、鼻をならす、うなる、ため息をつく 
  • 汚言を繰り返す … バカ、死ね 
  • 甲高い奇声を発する

運動性チィックまたは音声チックのどちらか一方が

1年以上継続した場合を慢性チック障害といいます。

運動性チックと音声チックの両方が

1年以上継続した場合をトゥレット症候群といいます。

<重症チッック症>

  • 長期化している(1年以上)
  • 症状が多発化している
  • 汚言がある
  • 家族の接し方を変えても(家族がチック症にたいする接し方のカウンセリングをうけても)軽快しない
  • 小学校高学年(中学生になっても)症状が自然消失しない

治療が必要なチック症の子供とは

これまでお伝えさせて頂きましたように

基本的にはチック症は治療が不要なケースがほとんどです。

どうしても気になるようでしたら小児科ではなく

神経内科や精神科・心療内科を受診することをオススメします。

もちろんかかりつけ医の小児科の医師に相談した上で受診するのもいいでしょう!

チック症の症状が1年以上続いていたり

チック症の症状のためにお子さんがストレスに感じている

(例えば手の震えのために食事がとり辛い、声が出て困るなど)

場合には受診して治療及びカウンセリング(親子共に)

を受けるようにしましょう!

スポンサードリンク


コメント