熱中症は7月〜8月に大変多いく方がかかり、救急車が出動することも珍しくありません。一言に熱中症といっても侮ってはいけません。熱中症で死亡に至るケースも珍しくないのです。熱中症は予防が一番大切です。しかしながら、気をつけていたとしても残念ながら熱中症になってしまうことがあります。その反面熱中症はなかなか気がつきにくいと言われています。初期対応がうまくできなければ熱中症と言えども重篤化しますので症状と対応について解説します。
熱中症の症状とは
まずは熱中症の症状について見ていきましょう!
熱中症の症状は日本救急医学会が重症度Ⅰ度からⅢ度までに区分しています。熱中症の症状は急速に進んでいきますので、Ⅰ度の症状が出始めたときに早く見つけ対応することが非常に大切になります。
分類 |
重症度 |
症状 |
Ⅰ度 | 軽症 | めまい、失神、筋肉痛、筋肉の強張り(つる)、大量の汗 |
Ⅱ度 | 中等症 | 頭痛、吐き気、脱力感、体がぐったりする(熱疲) |
Ⅲ度 | 重症 | 意識消失、痙攣、高体温 |
脱水になると足がつるといった症状が出ます。脱水は体温の上昇にもつながり熱中症の症状を進めますので、すぐに身体を休めて涼しいところで水分を摂取する必要があります。
熱中症が疑われた時の対応方法とは
- 日陰の風通しのいい場所に移動する
- シャツのボタンを開けるなどして身体の熱を放散させやすくする
- 冷たい水(スポーツドリンク)で水分補給をする
- 身体が熱い場合は霧吹きなどで水を身体に吹きかける
まずは上記の様に身体に溜まった熱を放散させることと水分を補給することが第一になります。ではなぜ霧吹きで水を身体に吹きかけるかというと水は蒸発するときに熱を奪います。蒸発しやすい水滴を身体に吹きかけることで火照った身体の熱を効率的に下げてくれます。
簡単なことの様に思いますが、これを異変を感じたときにいかに素早く行うかがとても大切です。木陰と水分補給は誰しもが思い浮かびますが、衣服を緩めて滞留した熱を放散させることや霧服などを身体に吹きかけるということを怠りがちです。
まとめ
熱中症は誰しもがかかる可能性がある季節の病です。熱中症は何よりも予防が大切にですが、運悪く熱中症になってしまうこともあります。そんな時は早めに見つけて対応することが重篤化を防ぐ重要なポイントになります。高齢者や子供と行動することが多い方や屋外にいく際には上記のポイントを一読して頂くことをお勧めします。
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