日焼けで赤くなる人、黒くなる人。どちらの方が肌にはいいの?

日焼け
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あなたは日焼けをしたら赤くなるだけのタイプですか?

それとも黒くなるタイプの人ですか?

中には黒くなりたいけれど赤くなるだけでなかなか理想の色にならないからと頑張って長時間の日焼けをする人もいるでしょう!

一方で、日焼けは絶対に嫌!すぐに黒くなるから。もしくは赤くなって痛々しいから。そもそも日焼けするのが嫌などと色々な意見が聞こえてきそうですね。

どちらにしても赤くなる人と黒くなる人は違います!

この違いはなぜ現れるのかを知っていくことは非常に重要です。

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日焼けの種類を知る

一言で日焼けといっても種類があることをご存知ですか?恐らく多くの人が経験的に種類あることをご存知なはずです。簡単に言いうと“赤くなる日焼け”と“黒くなる日焼け”です。これは後述する体質に関わる部分でもあります。

  • サンバーン(SUNBURN):赤くなる日焼け(炎症)、日焼けしてすぐに現れ数日で治る
  • サンタン(SUNTAN):黒くなる日焼け(色素の沈着)、日焼けから数日経過して現れ色素が数ヶ月残る

日焼けをしたい人は多くの場合サンタン(SUNTAN)即ち肌の色を黒くしたいと考えて日焼けをすると思います。でも中には赤くなるサンバーン(SUNBURN)だけで黒くならない人もいるはずです。あなたはどのタイプですか?

紫外線とメラニンの関係

紫外線はDNAにとって有害です。日焼けをすると最初は赤くなりますが、日焼けを望む人にとってはだんだんと褐色に変化し理想の状態になります。この様に色が黒くなるのはメラニンによる影響です。紫外線が皮膚にあたると数日後から色素細胞がメラニンを作り始めます。このメラニンは周囲の細胞にも広がり細胞を覆い有害な紫外線からDNAを傷つけられない様に守ります。

紫外線からDNAを守るということを考えた時には日焼けで肌が黒くなりやすい人の方が紫外線による身体への影響が少ないと言えます。

紫外線の影響は個人差がある

紫外線の肌への影響は個人差があるのはなんとなく感じているところではないでしょうか?前述の紫外線とメラニンの関係や“赤くなる日焼け”と“黒くなる日焼け”でもわかる様に日焼けには種類と個人差があります。

その理由はもともとの人間の皮膚の色や種類は様々であるからです。白人、黄色人種、黒人の肌の色の違いはメラニン色素のためであり、メラニンが多いほど肌の色は黒くなります。それに加えてメラニンの多い人種ほど紫外線に対して抵抗性があります。白人は紫外線を浴びても赤くなるだけで褐色にはなかなか変化しません。日本人は黄色人種です。黒人と白人の中間点であり、国際的に肌のタイプは6段階に分かれていますが、日本人はその中間に位置しています。

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引用元:紫外線環境保健マニュアル2015

日焼けにより“黒くなる”タイプの人はタイプⅣであり、日焼けしても“赤くなるだけ”の人はタイプⅡに該当します。

このタイプⅡに該当する人はタイプⅣの人に比較してDNAを守ってくれるメラニンが生成されにくいので、より紫外線対策を意識して行う必要があります。

一方で、タイプⅡに該当する人も紫外線に対して抵抗があるからと安心はできあせん。私たちは皮膚がまだ弱い子供の頃に大量の紫外線を浴びています。紫外線によるDNAのダメージはすぐに現れるのではなく、何年も、何十年も経過してから現れるのです。そのため若い時に日焼けをガンガンにしていた人が年齢を重ねたときにシミが増えるのです。

まとめ

紫外線による日焼けで“肌が赤くなる”または“黒くなる”などの反応は個人差があります。これは努力でどうすることもありません。ご覧いただきました様にそれぞれの反応の現れ方は肌への影響の違いを表すものでもあります。

紫外線は皮膚がんの発症に深く関係します。皮膚がんが最も多いのはオーストラリアやニュージーランドです。その罹患率は日本の約100倍です。両国ともにリゾートで有名であり、さらに白人が多い国です。人種差や紫外線を浴びる環境が大きく影響していると考えざるをえません。

日本もこれから皮膚がんが増えていく可能性が考えられます。なぜならば、昭和の時代に比較して日焼けがブームになった時代が過去にあったことが懸念されるからです。紫外線を浴びることは骨を強くするなどの観点からある一定程度は必要です。しかしながら、過度の日焼けは禁物です。特に肌が赤くなるタイプの人は要注意です。

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