紫外線の赤ちゃんへの影響とは?赤ちゃんへの紫外線は完全防御すべきはウソ!!

日焼け
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赤ちゃんへの紫外線管理にはナーバスになるお母さんも多いのではないでしょうか?

特に第一子でさらに女の子の場合はナーバスになるのは仕方ありません。

紫外線は有害で赤ちゃんには絶対に紫外線から守る!と考えているお母さん

ちょっと待ってください!

本当にそれでいいんですか?紫外線についてもう少し知っておく必要があります。

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赤ちゃんへの知っておきたい紫外線の影響

紫外線は浴びると日焼けをして肌が赤くなります。この赤くなる現象はサンバーン(SUNBARN)と言われる一種のヤケドです。ヤケドですから、皮膚は熱を持ちますので冷やすことが一番の対処方法となります。

赤ちゃんは大人に比べて皮膚が薄く、紫外線の影響を強く受けます。そのため夏の日中の直射日光は禁物であることは想像に難しくありません。

その一方で、紫外線がカラダの形成に重要な役割をしていることをご存知ですか?

 

紫外線は人のカラダを作る上で重要な成分、特に赤ちゃんで重要な成分を作るのに欠かせない役割を担っています。その成分とはビタミンDです。私たちはビタミンDを食事と紫外線によって皮膚での生成の2つの方法から得ています。このビタミンDがなぜ赤ちゃんに重要であるかと言うと、ビタミンDはカルシウムを骨に吸収するために必須な物質だからです。このビタミンDが不足すると十分なカルシウムが骨に吸収されず丈夫な骨の形成に支障をきたします。

紫外線とビタミンDの現状と赤ちゃんへの影響

ビタミンDが多く含まれる食品は、きのこ類や脂身の魚類などです。その他の食品に は少ししか含まれておらず、必要量を食事だけから摂るのは困難です。そのため、多くの人は必要ビタミンDの半分以上を日光紫外線に依存しているのが現状です。特に日光にあたることの少ない人はリスクが高いと言えます。

近年では紫外線を極端に避ける女性が増加したことからビタミンD欠乏の乳幼児も増加しています。お母さんが妊娠中からビタミンD欠乏状態にあり、産まれてくる赤ちゃんの骨量が少ないうえに、完全母乳栄養やアトピー性皮膚炎に対する除去食、そして生後の日光浴不足などが重なり骨の成長に影響を及ぼします。

骨量が少ない赤ちゃんはどうなる?

当然のことながら骨の成長に影響がでます。歩き始めることで骨の丈夫な赤ちゃんよりもO脚になるリスクも高くなりますし、カルシウム値の異常からけいれんなどの症状が起こることもあります。

赤ちゃんと紫外線の上手な付き合い方

骨の成長は赤ちゃんにとって非常に大切です。ビタミンDが欠乏することでのリスクは大きく紫外線と上手に付き合っていく必要があります。日光がキツイ時間帯(10〜14時)の直射日光は肌の弱い赤ちゃんには害がありますが、朝方や夕方の日が弱い時間帯にある程度の時間日光浴をすることは成長にとってプラスに働きます。日焼け止めに関しても敏感な赤ちゃんの肌ですので、小児科医に相談しながら選ぶことをお勧めします。

まとめ

真夏の日中に降り注がれる様なキツイ紫外線は赤ちゃんにも大人にも有害です。ビタミンDの生成と骨と成長の観点からすると紫外線は単なる悪者ではありません。ある程度の日光浴をすることは逆に身体にとってよいことです。赤ちゃんだけではなく女性は紫外線を必要異常に避けがちです。骨の観点から言いますと女性は男性に比べて骨粗鬆症になるリスクが高く、紫外線を必要以上にカットすることは将来の骨粗鬆症に自ら近づいていっている様なものです。

何事も行き過ぎはよくありません。思い込みは避けて何事も適度がいいということですね。日が強くない時間帯のお散歩は心にも体にもいい影響を与えてくれます。赤ちゃんを積極的に紫外線にさらせといっているわけでは決してありません。今一度紫外線と赤ちゃんとの関わり方について考えて頂けたら幸いです。

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