2018年11月TOEIC540点が、2019年9月には730点と僅か10ヶ月で約200点のスコアUPに成功しました。
わたしのTOEIC受験とスコアの歴史
わたしが初めてTOEICを受験したのは約15年前の学生時代。
370点ほどだったと記憶しています。
就職して約10年が経過し、わたしの会社では年に1度希望職種及び希望勤務を提出します。
そのときにTOEICスコアを記載する欄がいつの頃からかできたので、会社はTOEICのスコアを気にしていると気がつきました。
そして、2015年会社の補助金等使わず、TOEICを受験した結果、スコアはなんと390点。
スコアにショックを受けたのはもちろんですが、全く聞き取れない、書いてあること全くが分からないことに愕然としました。
それから何度か試験を受けましたが、400点前後のスコアから抜け出すことはできず、スコアの低さが恥ずかしくて、会社へのスコア報告を見送りつつ年月が経過していました。
そんな中、2018年異動の辞令で田舎への転勤。
家族とも離れる単身赴任です。
時間もあることなので勉強をしようと考えましたが、家族がいない張り合いのない日々。
ダラダラと単語帳を眺めるのが精一杯の勉強でした。
TOEICスコアがUPしなかった時代の勉強方法
2015年当時、わたしのTOEICスコアはリスニング220点、リーディング150点くらいのスコアでした。
リスニングとリーディングのそれぞれの勉強方法は以下の通りです。
リスニングは『聞き流すだけで自然と口から英語が出てくる』的な宣伝が流行っていた時代でした。
音声をただ聞き流していました。
もちろん口から英語が自然と出てくることもなく、早すぎて何を言っているのか理解ができませんでした。
リーディングはリスニングよりもスコアが低いので、基礎ができていないと思い、文法書と単語帳を購入し、それらを眺める勉強でした。
リスニングはただ流しているだけですが、リーディングの勉強は分からない単語が多く読みにくく、1ページ文法書を見るとかなり苦痛に感じていました。
そんな勉強をやったりやらなかったりで、すぐに年月は過ぎ3年の時間だけが経過しスコアはほぼ伸びませんでした。
TOEICスコアがUPした勉強方法
10ヶ月でTOEICスコアが200点上昇した勉強方法です。
- TOEIC用の単語
- 模試
ズバリこの2つだけです。
TOEIC用の単語
単語に関してはTOEICで非常に重要と考えます。
TOEICはビジネスをTOPICにしていることもあり、独特な単語が使われます。
単語が分からないとストレスになりますし、理解が遅れます。
ストレスの軽減の意味もありますが、私たちが中高で習った簡単な単語が異なる意味で使用されるからです。
例えば、
Do you have any change?
この文を訳せますか?簡単ですね。私もそう思いました。
『なにか変化はありますか?』
正解です。
しかし、TOEICの設問でこの意味で使われることはありません。
changeという単語は”変化”と”小銭”という意味があります。ですので、この文の意味は
『小銭はありますか?』
となります。
TOEICではこの様に簡単な単語を普段使わない意味で設問にしてくる単語がいくつかあります。
これは知っているか否かで正解できるかが決まります。
それらが単語帳にまとまっているので、TOEIC用の単語帳を勉強する必要があります。
たまに『TOEICを受験するから単語を勉強し直している』と言って、高校生のときに使っていた受験用の単語帳で勉強している人を見かけます。
無駄です。非常に非効率です。
なぜなら、TOEICで出る単語にフォーカスをしていないからです。
先ほどの”change”は”変化”を太字で強調しており、”小銭”は載っていないか載ってあったとしても見落とすレベルで小さい文字です。
そんなところまで覚えようと努力し、覚えられる人であればTOEICのスコアに悩んだりしないでしょう。
1,000円程度ですし、効率よく勉強するためにもTOEIC用の単語帳は必ず買うべきです。
わたしは1番売れている単語帳の『金のフレーズ』で勉強しました。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
模試
単語がわかったらリーディングスコアUPのために文法の勉強だ!と思います。わたしが実際そうでした。でも、これをやっているときは全くスコアがUPしませんでした。TOEIC用の単語帳をある程度やったらすぐに模試をやった方がいいです。むしろ文法書は捨てていいくらいです。それくらい模試が重要です。
2018年まで模試を一切やらずにTOEICを受験していました。
模試自体は購入し持っていましたが、『まだ模試をやるレベルではない』と思って手を出していませんでした。
そんなときTOEICの勉強開始して1ヶ月くらいしか経っていない後輩が模試で勉強していました。
後輩は『模試はやった方がいいらしいです。パターンがあるみたいです』
と言ってすぐに模試を使って勉強していました。
その後輩に影響されて模試を解いてみましたが、苦痛でした。
何が苦痛かというと分からないことと時間です。
TOEICの試験はリスニング約45分、リーディング75分の合計120分です。
これほど長時間ぶっ続けで問題を解くのはかなりキツイ><
それを本番でいきなりやっても集中力がもつはずがありません。
このかなり長い試験を解くには体力とペース配分と慣れが必要です。
この慣れに注目してください!!
遠くの学校や会社、慣れない土地での移動に最初は戸惑った経験があるでしょう。
初日は緊張もしますし、遠いと感じたり、乗換にナーバスになったりしたかもしれません。
しかし、
それを繰り返しているうちに初日と比較して気にならなくなった経験はありませんか?
TOEICも同じです。
Part1からPart7まで出題されるボリュームと順番は同じです。長いと感じた試験も何度か模試を解いているうちに慣れてきます。長いのは変わりませんが、毎日同じ道を通っていると見慣れてくるのと同じです。
模試をとくことのもう1つのメリットは”試合感”です。
単語や文法、英語に耳を慣らすことも重要です。それよりも1番大切なことは試合感です。
えっ!!試合感??と
思われたかもしれません。例えば、
野球で日頃の練習で素振りはするけど、ピッチャーが投げたボールでバッティング練習をせず、バッターボックスに立とうと思うでしょうか?
サッカーでPKやコーンを使ったドリブルの練習はするけど、紅白戦の様な相手がいる状況での練習をせず試合に臨でしょうか?
バスケットボールでフリースローの練習のみ、実戦形式の練習をせずに試合でいいプレーができるでしょうか?
つまり、模試は紅白戦です。
スポーツでは実戦形式の練習が成長を早めてくれます。
わたしは今まで素振りやフリースローの練習しかせずに試合に出場していたんです。これではいい結果を残せるはずがありません。
紅白戦をすると実際に相手の癖やパターンが見えてきます。TOEICの攻略本も多く出ていて、攻略方法を解説しています。これらを知っていることは重要ですが、実際に試合を自分の感覚で理解する方がよっぽど効果的です。
私が掴んだ試合感の1例を示します
Q: Did anyone send the schedule to the guests?
(A) That was Paulsons’s responsibility.
(B) I guess I’ll join.
(C) Oh,That’s my calendar
この問いの答えは(A)です。
『誰か客にスケジュールを送りましたか?』の質問に『Paulsonsの責任でした』が正解になります。
少し違和感がありませんか?
送ったか否かを質問しているのに誰の仕事かを答えているのです。この様にストレートに回答しないことがあるのです。ちなみにこれは”schdule“と設問にあるので、類似のキーワードのみを拾うと回答の選択肢”my calendar“を選びたくなります。ここにもひっかけが仕組まれています。
他にも『昼食は日本食と中華どちらがいい?』との質問に『忙しい』が回答でした。
つまり『忙しいから昼食を食べてる暇なんてない』ということです。
英語ははっきりストレートに伝えるイメージです。このストレートでないTOEICの表現は模試を解いて傾向を知れば簡単にスコアUPに繋げる回答を選べる様になりました。私にとってこの気づきは非常に大きかったです。
TOEIC用の単語と模試と言いましたが、単語が完璧でなくても模試での勉強を開始してください。模試を行うことで、単語の使われ方を肌で感じることができますし、分からない単語は模試の答えあわせで確認していけばいいのです。
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6TOEICスコアUPはリニスニングで簡単に!
TOEICはリスニングとリーディングの2つがあります。
でも、TOEICのスコアを分けて聞かれたことはありますか?
では、履歴書等に分けて書いた経験はありますか?恐らくほとんどないはずです。
ですので、TOEICではスコアをあげやすい方であげればいいのです。
もちろん850点、900点以上を目指すのであれば話は別です。わたしにおいてはリスニングのスコアだけで、学生時代のTotalスコアを超えています。
多くの方がもともとリスニングの方がリーディングよりもスコアが高いはずです。
そして、TOEICを受験していくとリスニングの方がスコアが上がりやすいことを実感するでしょう。
2時間ある試験ですので、リーディングのときには疲れていて最後まで行き着くことができない、問題のボリュームが大きいので最後まで解くことができない等いろいろな理由があることが想定されます。模試で出題の傾向とパターンを知ることでリスニングスコアはUPできます。
TOEICは会議、求人、イベント、買物、問合せ、アナウンスなど決まった話題です。
話すスピードがある程度早くても模試で耳を慣らして、話題が想定出来ればある程度話の展開も予測できます。
予測できないものは聞き取ることが難しいですが、何について話すかあらかじめ心準備しておけば”このパターンか”と話の展開が予測できます。
ですのでTOEICスコアUP勉強方法としては
- 模試の回答ページのスクリプトを読む
- 日本語訳も読んで話のストーリーのパターンを掴む
模試回答ページの3〜4試験ほど、日本語訳を読むだけでも設問のパターンが理解できると思います。
TOEICスコアUPから得られたもの
わたしはTOEIC800点を目指そうとしていました。
恐らく今受験したら800点をクリアできると思います。
そのレベルでオンライン英会話をやってみると全然話すことができませんでした。
TOEICの勉強は読むと聞くの受け身のスキルをスコア化したものです。ですので、アウトプットスキルの話すことが全くできません><
しかもTOEICのスコアをUPさせるには前述の通りコツがかなり効きます。
もちろん本当の英語力がある人はコツなんて関係なく900点以上を取得するでしょう。
わたしはコツで取得しましたので、本当の英語力が高くないことがオンライン英会話で自覚することになりました。
そんなわたしでもTOEIC730点あるわけで、TOEICのスコアを言うとかなり英語が得意な人とみなされます。そして、”すごい”と言われます・・・
が、全く話せないのに・・・です><
TOEICのスコアがある程度あると実力以上に評価されるのだと実感しました。本当にコスパが高い試験だと実感です。この背景には日本人の英語コンプレックスがあるのかもしれません。
2018年田舎に転勤したと言いましたが、2020年4月には希望地への転勤が叶いました。TOEICが影響したかは定かではありませんが、少なからず影響があることは間違いないようです。
わたしはまずTOEIC700点以上を目標にすべきだと思います。
TOEIC700点に設定するのは700点以上の点数を取得している人が少ないからです。だから希少性があり、取得する価値があります。正しい方法で勉強をすればスコアUPは難しくないです。
今、TOEIC400点、500点の人からすると高い目標と感じるかもしれませんが、前述の勉強方法を実施頂ければすぐです。
わたしは10ヶ月と言いましたが、根詰めて勉強したわけではなく、ダラダラと電車の移動時間などのながら勉強が中心でした。
それでもTOEICのスコアはUPするんです。
素振りばかりの勉強方法ではダメだと気づかせてくれた後輩には感謝しかありません。ありがとう。
まとめ
たっと10ヶ月でTOEIC200点UPに使ったものはたった2つです。
- TOEIC用の単語
- 模試
正しい方法と勉強テキストを見直すだけで結果は全く異なりました。
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