■学歴から考える
では、学歴から見た場合はどうでしょう。
2014年3月28日に文部科学省の専門会議で公表された全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)の結果を分析したところ、
親の年収や学歴が高いほど、子供の学力が高い傾向にあったことが報告された。
分析したのは、13年春に実施したテスト結果。
年収1500万円以上の世帯の子供は、200万円未満の場合とくらべると、正答率が約13~26ポイント高かった。
保護者の学歴についても、高いほど成績がよい傾向が他にも多数報告されている。
片親=低所得
とは言いがたいですが、先述したように労働時間やできる仕事の範囲が限定されてしまいます。
その結果、低所得になる可能性が高いのは現実です。
また、夫婦共働きが一般的となりつつあります。
総務省統計局 労働力調査によると夫婦共働き世帯の割合は
2002年では32.9%でしたが、2012年では35.8%と上昇しています。
かつての日本は収入源は夫の給料1本で支えていけましたが、
現在は所得格差が広がり夫婦で2本の収入源を作らなければ
満足のいく生活が難しいということの表れでもあるかもしれません。
現在は学校での学習に加えて塾やインターネットを使用した学習コンテンツなど
お金をかけて学力を高める傾向が以前に増して強く表れてきています。
もちろん学校での学習がベースになりますので、学校での学習をしっかりやるべきです。
しかしながら、勉強は大切ですが、子供の”シゴト”は遊ぶことでもあります。
親が勉強について完全に放っておくと子供は”シゴト”をし続けるかもしれません。
■子供の就職・収入への影響
あなたは母親ですか?
それとも父親ですか?
プライベートな楽しみでも仲間の付き合いでも仕事でも構いません。
夜の街に行かれたことはありますか?
現在は夜の街への抵抗感はそれほどなくなってきている感じはあります。
そのために以前よりもその傾向は弱くなっているものの
未だに強い傾向があります。
それは夜の仕事に就いている方は”苦労した家庭で育った方多い”ということです。
- 両親の仲が悪い
- DV
- 両親と祖父母の関係が悪い
- 金銭的に苦しい
- 親とコミュニケーションをとりたくてもとれなかった
など色々な苦労があるかもしれません。
夜の仕事が好きでやっている方も多くいると思いますが、
収入と学歴の面から考えた場合
一般の企業で働く人に比べて勉強をして来なかった。
むしろ勉強をできる環境になかった方が多いです。
そこでカラダを資本に働く事ができて
収入を得やすいために”お金が欲しい”という理由から
夜の仕事に就く人が多くいるのは事実です。
先述しましたが非上場企業と上場企業を比べてみますと
やはり上場企業で働く人の方が非上場企業で働く人よりも
多くの収入を得ていることは間違いありません。
状況が変わりつつある現在においても上場企業で働くには
ある程度の学歴は必要とされます。
即ち”親の年収は子供の年収に影響を与える”ということです。
しかしながら、片親であることが悪い訳ではありません。
片親である理由が死別などの場合は致し方ないです。
ケンカばかりしている姿を見せるよりも別れて
笑顔で過ごせればその方がいいかもしれません。
1番気をつけたいのは”親とコミュニケーションをとりたくてもとれない”
という点です。
■親とこどものコミュニケーション
多感な時期をである思春期においては特に
こどもの感情の変化が多くそして大きいものです。
こどもからの”気づいてほしい”というメッセージを
親子の接する時間が短いと気がつきにくくなります。
片親の場合ではどうしてもコミュニケーションをとる時間が短く成らざるを得ません。
夫婦ともに健在な家庭でも重要であり
この家族のコミュニケーションをうまくとれていない家庭は多く存在します。
シングルの家庭ではより意識してコミュニケーションをとるように心がける必要があります。
その理由は親が1人しかいないため
仕事と家庭の親がすべきシゴトを1人で行わないといけないため
どうしても子供と接する時間が短くなるからです。
意識して親子間のコミュニケーションをとるようにしましょう。
コメント
[…] シングルの家庭ではより意識してコミュニケーションをとるように心がける必要があります。 引用元-片親で育った子供への影響 【その2】 | 知りたい調べる […]