政治とカネ!
権力とカネ!
忖度とカネ!
お金が絡むことは恣意的な判断に繋がりやすい。
製薬業界はどうでしょうか??
製薬会社と奨学寄附金のキレイな関係のために
日本製薬工業協会は『企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン(以下、透明性ガイドライン)』を策定しています。
この透明性ガイドラインに従って、企業から医療関係者へ渡された金銭の授受理由や金額などの内容が公表されていす。
政治資金規正法に規定された収支報告書の様なイメージかもしれません。
そう考えると一気に・・・
と思うのは私だけでしょうか?笑
透明性ガイドライン施行の背景
医薬品は他の消費財と異なる側面があります。国民皆保険制度の日本では他の産業以上に透明性が重視としてガイドラインが策定されています。
医薬品はその研究、実用化および適正使用の普及活動は対価として金銭の支払いが発生する場合があります。
医療関係者が特定の企業・製品に深く関与する場面が生じることもあります。医療関係者の判断に影響を及ぼしている懸念を持たれる可能性も否定できませんので、本ガイドラインが重要ということです。
- 倫理性の確保
- 信頼性の確保
- 透明性の確保
- 産業連携活動の健全な発展を目指して
- 臨床研究方法との関係
世界医師会が企業と医師の間には利益相反が生じる可能性を指摘、患者のケアと医師の評判に影響する恐れを回避すべくガイドラインを確立することが望ましとの声明を発表しました。
そして、日本製薬工業協会は『利益相反の管理』『透明性を高める』ために2011年に策定された。
公開すべきカネ!
5つに大別されます。
- A.研究費開発費等
- B.学術研究助成費
- C.原稿執筆料等
- D.情報提供関連費
- E.その他の費用
その中でもB.学術研究助成費とC.原稿執筆料等が比較的話題になりやすいですね。
B.学術研究助成費
奨学寄付金をはじめとした寄付金です。企業から組織へのカネの流れですね。
政治と寄附金。製薬会社と寄附金。どちらも国民にとって大切な団体への資金寄付提供ですね・・・。
C.原稿執筆料等
こちらは企業から個人へのカネの流れですね。
政治と寄附金。製薬会社と寄附金。
どちらも国民にとって大切な団体への資金寄付提供なんですよね・・・。
製薬会社の寄付の流れ公表
透明性ガイドラインに従って日本製薬工業協会の会員製薬会社は上記5つのカネの流れを公表しています。
気になる企業6選
武田薬品工業株式会社
日本の製薬リーディングカンパニー
高圧薬プロプレス誇大広告でで業務改善命令。医師主導臨床研究『CASE-J』奨学寄附金による総額37億5000万円の奨学寄付金など資金提供があった。
アイルランド製薬会社シャイアー買収で大きな負債が膨らみ、最近30歳以上のMR(営業職)の大量早期退職プログラムを発表。
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第一三共株式会社
ロキソニンで有名。武田、アステラス、第一三共は日本の大手製薬3社と言われる。中でも第一三共の平均年収は1,126.6万円と最多。大型新薬エンハーツで株価が爆上がり!2年で約3倍まで上昇した。
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田辺三菱製薬株式会社
過去の薬害肝炎、薬害エイズ事件は緑十字が起こしたものである。平成の大合併時代を経て誕生したのが田辺三菱製薬。
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小野薬品工業株式会社
ノーベル賞のオプジーボで一躍有名に!しかし、開発者の本庶佑氏と特許使用上で訴訟関係にある。最近では供託金に課税される事で本庶氏の22億円申告漏れが国税局より指摘。三重大学麻酔科と小野薬品、ランジオロール『オノアクト』と奨学寄付金の繋がりに注目が集まっている。
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ノバルティスファーマ
データ改ざんが明るみに出た『Kyoto Heart Study』を中心にしたディオバン事件は有名。5大学に11億円の奨学寄付金が提供されていた。この事件をきっかけに製薬業界のコンプライアンスに注目集まるようになった。
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バイエル薬品薬品株式会社
抗凝固薬イグザレルトカルテ無断閲覧事件、パワハラ内部告発事件など気になるニュースが報道されている。
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製薬会社と奨学寄付金のまとめ
お金の流れが公表されているのは素晴らしいことです。投資を検討する際や企業経営の健全性を測る際には財務三表を確認します。
製薬企業についてはもう一つ資金提供の流れを確認すべきですね。
第一三共の様な爆上げ株の発見で儲けたい!
というのはもちろん、
保有株の不正発覚で爆下げも避けたいです。
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