今や国を挙げて対策に取り組んでいる認知症!
2015年には700万人を突破するとの見方も出ており、
65歳以上の5人に1人が認知症という時代がくると言われています。
これは高齢化が進む日本においてこれは深刻な状況と言えます。
認知症で重要な事は予防・進行を抑える・認知症患者を支える社会の仕組み
ということができます。
その中でも最近某テレビで紹介されたアマニ油(亜麻仁油)が認知症予防に注目されています。
このえごま油(荏胡麻油)とは何なのか??
をご紹介します。
えごま油(荏胡麻油)とは
えごま油(荏胡麻油)とはえごまの種子から抽出されます。
えごまは一年草のシソ科植物で大葉に似た植物です。
韓国などではキムチなどにも用いられる植物です。
えごまの種子は岐阜県の飛騨地方では
五平餅のタレにすりつぶして使用されたりもしています。
そんなえごまの種子から抽出されたえごま油は
かつては灯明油としてや傘に使う防水など塗装用の油としてなど
人々の暮らしの中で様々な用途に利用されていました。
現在では食用として使用されるのが一般的となっています。
えごま油(荏胡麻油)が認知症にいい理由とは??
このえごま油(荏胡麻油)が脳に効果的な理由はズバリ『α-リノレン酸』です。
オメガ3系脂肪酸であるこのα-リノレン酸は摂取すると体内で
EPA(エイコサペンタ塩酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)
へと代謝されます。
これらが認知症予防に効果的な脂肪酸であると言われています。
これは体内で生成することができませんので食事で摂取する必要があります。
なぜ脳に重要なのかと言うと
水分を除くと人間の脳の約65%は油から出来ているからです。
EPA(エイコサペンタ塩酸)は脳にいい!
EPA(エイコサペンタ塩酸)は学習能力の向上や脳の能力の向上など
記憶を司る脳の海馬と言う部分を活性化してくれます。
これにより脳のネットワークがスムーズになります。
実際に認知症の患者さんにEPA(エイコサペンタ塩酸)を摂取頂く事で
被験者の認知患者さんに効果があったことが報告されています。
なぜ油の中でもえごま油(荏胡麻油)がいいの?
それはえごま油(荏胡麻油)に含まれる『α-リノレン酸』が圧倒的に多いからです。
- ごま 約0.3%
- オリーブ 約0.6%
- 菜種 約7.7%
であるのに対して
えごま油(荏胡麻油)は約60%と圧倒的な違いがあります。
逆にダメな油はあるの??
さきほどオメガ3系脂肪酸が脳にいいことをお伝えしました。
逆によくないのはオメガ6系脂肪酸やトランス脂肪酸・ショートニング
などの人工的な油は控えるべきです。
サラダ油やファーストフード、マヨネーズ、お菓子に
使用されている油はお勧めできません。
えごま油(荏胡麻油)のオススメの食べ方は?
1日の摂取量として2g摂取するのがよいとされています。
これは大さじ1杯でよいということです。
えごま油(荏胡麻油)を摂取する際に注意すべきことがあります。
- 熱に弱い
- タンパク質と一緒に摂取する
えごま油(荏胡麻油)は熱に弱い性質があります。
そのため油ではありますが炒め物を作るときの油として
使用するのは不向きと言えます。
また効果的に摂取するためにはタンパク質と一緒に摂取
することがよいと言われています。
タンパク質と一緒に摂取することで
脳の神経伝達細胞であるシナプスの働きを活性化させます。
そのためオススメの食べ方はたまごかけご飯!!
たまごがけご飯にえごま油(荏胡麻油)をかけることで、
タンパク質と同時に摂取する事が可能です。
また痛める際の油には不向きですが、
炒め終わった肉などに少量かけて食べる方法もオススメです。
色々な料理に風味付けとして使用するごま油の感覚で使って見て下さい。
えごま油(荏胡麻油)についてのまとめ
人間のカラダを作るもととなるのは食事です。
何を食べるかで体調に変化がでることは当然のことです。
その中でも必須の栄養素である油の重要性は言うまでもありません。
摂取する油を変えることで脳を活性化させたり
認知症を予防できるとしたら
このえごま油(荏胡麻油)は非常に重宝される油ではないでしょうか?
ぜひこのえごま油(荏胡麻油)を取り入れて健康な脳を手に入れましょう!!
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